レズビアンとバイセクシャル


性同一性障害」この言葉を知ってから

少しずつ世界が広がっていきます。




最初は、男の子っぽい女の子 

女の子っぽい男の子


っていうことだと思ってました





2001年の金八先生第6シリーズで

上戸彩さんが 性同一性障害の役を演じて

話題になったことすら忘れていました

(金八先生興味なかったし観てなかったし)






2008年 16歳の時に

ラスト・フレンズ」っていうドラマで

性同一性障害」 を 調べてみようと思います




授業で習ったっていうのも大きかったし


何より自分がなんなのか


なんでみんなと違って異性を好きになれないのか



とにかくハッキリさせたかった





性同一性障害 は 身体の性別と心の性別が

違うものであると知ります

(ごめんなさい、ざっくりと)




なんにもしっくりこなかった



べつに身体と心が ちぐはぐ ってわけじゃない





女としてうまれて女として育てられて

そこに違和感はまったくない





性同一性障害じゃないのか…




少し掴みかけた気がしたから



答えが見つからなかったことに

悲しくなりました(当時はね)




でも関連ワードに

同性愛、ホモセクシャル ってあって



まあ、とりあえず見てみよう って



ページをすすめていったら




レズビアン という言葉に出会います





女性 で 女性 が好きな人






やっと答えが見つかった



やっと悩まなくて済む




そう思ってたんですけど





男性 好きになるんですよ



何故かと聞かれても

よく分からないんですけどね




相手が私に好意を抱いているのは

もう言わなくても分かるくらいで

あからさまに私にだけ態度が違って



好意を持ってくれていると知ると

だんだん私も好きなんだって気持ちになって





今思えば、錯覚だった気がします


好きだったかもしれないけど

恋愛対象として好きだったか分からない




承認欲求を満たしてくれる人だったし



認めてくれる人だったから



なんかそのへんが良く感じたのかもしれない






とはいえ男性を好きになったと

当時の私は思うわけで


レズビアン」っていうアイデンティティ

一瞬で崩壊して、路頭に迷います




レズビアンじゃない




待ち望んだ異性愛



異性に興味関心がある私!





とはならず



なんでこうもモヤモヤが残るのだろう




なにか違うんじゃないか





あの時、女の人を好きになったのは

嘘じゃないはずなのに




そもそも私はこのまま異性に興味関心を


持ち続けられるのか




来年もこの人を好きだと言えるのか





未来の自分を想像すると不安で仕方なかった





レズビアン …  でもう一度調べよう



本当に携帯って便利だなぁって思いました




レズビアン・・・女性で女性が好きなこと 同性愛



関連ワード

ゲイ、バイセクシャル





バイセクシャル




はて?



バイセクシャル・・・男性女性どちらも好きになれる人のこと






はいきた!これだ!私これなんだ!





やっと巡り会えた、私はこれなんだ!




自分のモヤモヤしていたものに

名前がついて、他にも同じような人がいるって知って嬉しかったし、安心できました





バイセクシャル って名前がついて

安心して



もちろん誰にも言えないのは続くけど



とりあえず異性に興味関心は持ち続けられそう

とその時は思って




でも男性好き好き期間は長く続かず…









二十歳になって就職して

相変わらず、バイセクシャルだと思ってたけど




好きになったのが


また女性で




この時、『この先男性を好きになることがもうない気がする』『男性を好きになったとして、キスやセックスができるのだろうか…気持ち悪っ』



なんて思考が張り巡らされ





男性を嫌悪するようになります






またアイデンティティを崩壊させ




路頭に迷う私






女性が好きで、男性との恋愛経験はあって

でも男性も好きになれる なんて断言できなくて

今はどちらかといえば女性の方が好きで

女性同士の恋愛小説を見るのも好きで 

(百合という概念と初めましてします)

男性からの好意が気持ち悪く感じてしまって





こんなの私だけなのかな?




みんななんでそんなに簡単に

異性愛を受け入れられるんだろう





異性を受け入れられない自分は


"普通"じゃないから


"普通"の人にうまれたかった








次回→→「当事者の友達との出会い」



当時は、「性別違和」という表現はなく

性同一性障害」という名前で扱われていましたので、そのまま使用しています



トランスジェンダーの方は

決して障害ではないと 理解しております


ただ障害であると 病名がつくことで

安心する方がいることも理解しております



不適切な表現がございましたら

Twitter  @q_a39 へ DMください